クロ
3年前の冬に書いた「野良ニャンとホームレス」。
クロとソックスのチビ猫コンビにたくさんの優しいコメントをいただいた。
私が陰ヨガTTや自分の生活に明け暮れ、彼らの存在すら忘れかけていても、ホームレス風の男性は変わらず面倒を見続けてくれた。
しかし、それから3ヶ月も経った頃には、男性もチビ猫コンビも姿を見せなくなってしまったり。そうかと思ったら、ひょっこりまた男性と2匹の姿を見かけたり。
それからさらに時が経過し、いつのまにかクロは完全に消えてしまった。
ソックスの方だけ公園向こうのゴミ箱周辺を横切っている姿をチラっと見かける程度に。
そして去年あたりから、無事に2歳まで生きのびたソックスがたま〜に我が家の庭へ来て、ウチの外猫ゴハンを奪うようになっていた。
ああ、まだ生きてたんだ。良かった。いや、良くないぞ。捕まえなきゃ。去勢しなきゃ。去勢した後はリリースしかない。もう我が家の庭も限界だから、猫オバサンが日参してるような場所を探してリリースしよう。
捕まえようと思っていながら、日々の仕事でタイミングが合わず、心のどこかで「このままじゃ絶対にマズい」と思っていながらも、どこか面倒で見て見ぬフリしてたり。しばらくソックスが現れない日々が続くと、ホッとしている自分がいた。
先週木曜、久しぶりに姿を現したソックスは・・・
思わず「ぃや〜だぁぁ〜〜!!」声をあげてしまった。
確認しようと覗き込んでいる自分の心臓がバクバクいってるのが分かった。
ソックスの顔は左半分が凄まじいことになっていた。
去勢のために捕まえる、それだけの事にずいぶん猶予をおいていたくせに、この時は待ったナシだった。どんな抵抗されようが気にしちゃいられない。ソッコーで捕まえて獣医の元へ。
コレは人間による虐待ではない。十中八九、猫同士の喧嘩が原因だろう。獣医の言葉に多少は救われた気分。耳も喧嘩キズで何カ所も穴が空いていて、これは野良のオスによくあることだけど、この子の場合、他のキズも全て顔の表側だけ。シッポの方は無傷。これは勇敢で真っ直ぐ敵に挑む気性の証拠だって。
四泊五日の入院。去勢もしてもらった。
注射も投薬も楽にさせてくれる。野良にしては人慣れして扱いやすくてイイ子だね、と先生。そりゃそうだよ。小さい頃は毎日あの男性のドカジャンにすっぽりおさまってゴロゴロ喉を鳴らしてたんだから。
お〜い、あのホームレス風の男性、どこにいるのよ?
こんな怪我しちゃったけど、ちゃんと無事に生きてるよ。
今日も薬を混ぜたゴハンを完食したよ。
勇敢だって、イイ子だって獣医さんも褒めてたよ。
もう一度ドカジャンに入れてやってよ。
足先と喉元だけ白いけど十分に黒色してるから、我が家での呼び名は「クロ」に。いなくなってしまった(たぶん死んでしまった)クロの分も合わせて、もうアンタはクロ君。
3月 3, 2010 ネコ(あるいはネコ的なもの) | Permalink







コメント
人間による虐待じゃなくて、ほんとによかった。
ホームレスのおじさんはどこに行っちゃったんでしょうね?
仕事を求めて、遠いところに流れて行っちゃったんでしょうか?
投稿: トロの母 | 2010/03/03 19:49:27
こりゃまた、ひどい傷ですね。
でもACO先生が見つけてくださって
ほんとによかった。
しばらくは養生ですね。
かわいがってくれる人がみつかりますように。
投稿: ハルナ | 2010/03/03 20:28:46
ACOさんの個人的に猫達に行うその活動をこうして聞いたり、ブログで拝見したりするたびに、とにもかくにも猫のことを思う、ただひたすらに思う人なんだ・・と思います。
勇敢なこのクロちゃんには今後も心配ですが、これが家庭猫でなく外で生きていく術なのですからがんばれ、と祈るしか無いです。
ホームレス風の男性の行方も気になりますが、猫を大事にしてくれたんですから、きっと元気で過ごしていると私は思います。
投稿: AKI | 2010/03/03 21:21:51
ACOさん
ご無沙汰してます。ウチのパパ猫と全く同じ。
顔や柄までそっくり。そして怪我の様子もです。正に昨日、
勇敢に闘う雄猫は顔からやられると獣医さんにいわれました。
この1年の間に3度めの怪我でした。
やっと治りかけた顔でしが。
この近辺でならした元?大ボス猫ですから、年老いてもひく事を
知らない男の子です。もうボロボロで、その姿をみるだけで
涙が出てしまう程ですが、荒くれ者君の捕まえ方がわかりません。
本当は手術して上げた方がいいはずなのに、私の力不足です。
ただ、傷を他の動物に知られたくないのか夜の暗闇にまぎれて
ひっそりと私の後をつけて「ママ、やられたよ」と
小さな鳴き声で呼び止める、こいつにしてやれることは、
毎日、抗生剤と栄養をつけるAD缶とせめて食事の間ずっと一緒に
いて見守っていてやることだけです。
本当にパパ猫君とクロちゃんはそっくりです。
手術をしたクロちゃん、喧嘩での怪我が減るといいですね。
投稿: tomomi | 2010/03/03 23:52:20
Wowwow!! トロの母さん♪
お久しぶりです。コメントありがとーございます!
人間の虐待じゃなくてホッとしてます。
あの男性、もう丸1年以上見かけません。こんな時代ですしね....とにかく元気でいてくれることを祈ってます。
そちらのニャンズはお元気ですか?
投稿: ACO | 2010/03/04 23:45:32
ハルナさん、そうなんですよ。正面向いた姿を遠目でみたら殆ど分かりません。が、横を向いた途端にギョギョっ! 怪我した部位が顔だけにインパクトあります。
こんな風体だし既に2歳半の成猫なので、今さら里親さんを探すのはほぼ不可能と思ってます。元気に生き延びてくれたらヨシとしましょう☆
投稿: ACO | 2010/03/04 23:49:31
AKIさん、そんなことありません。自分の生活優先のかなり打算的で自己満足なやり方です。クロにしても、もっと早くサッサと捕獲して去勢していれば、こんな喧嘩キズを負うこともなかった?かもしれません。あるいは放っておけば、野良の運命として自然淘汰で亡くなっていった?かもしれません。私の中途半端な首の突っ込み方が良かったのか否かは分からずじまい。
あの男性... やっぱりアテにならなかったと落胆してましたが,,,,そうですね、AKIさんが書いてるように、クロたちの小さな命を守ってくれたんだから、きっと元気だと考えるようにします。その方がずっと素敵☆
投稿: ACO | 2010/03/04 23:55:30
tomomiさん、やっぱりコメントくれた(笑)。
あ〜、パパ猫ちゃんの怪我もコレなんですね。
まったくもう・・・ねぇ。せつないですね。
ソックス柄は勇敢なタイプが多いのかしら?
>傷を他の動物に知られたくないのか〜
もう読んでるだけで、想像するだけで胸がしめつけられます。
でも元ボス君を捕まえるのは至難の業。分かりますよ。
クロの場合、仔猫時代にホームレスさんが人間慣れさせていたから特別なケース(結局はそのホームレスさんもアテにならなかったけど。ww)。
これから少しずつ暖かくなるので、ババ猫ちゃんも過ごしやすくなるでしょうね。でも暖かくなるにつれ、またハニーちゃんを求めて雄同士のバトルが始るかも。なんとか捕獲できたら良いんですけどね...。私なんかでもお役に立てることがあれば何なりと連絡くださいね。
ババ猫ちゃんが少しでも快適に日々を送るよう、怪我が治るよう。そしてtomomiファミリーのall ニャンズが健やかであるよう心から祈ってます。
投稿: ACO | 2010/03/05 0:10:44