2014/05/11

ワークショップの笑顔

私のワークショップ。
「いったい部屋の中で何やってんの?!」と怪訝に思われるほど、大爆笑となる瞬間が何度かある。特に前半で。

別にギャグも言ってないし、媚びてもいない。
むしろ「しーっ!もう少し声を小さく」とお願いするくらい。

いったい何してるの?

ゲーム。ごっこ。

バランスをとるゲームをしてるだけ。

まずは私が考えた遊び。
たとえば2人ペアで。たとえば4人グループで。
たとば片足立ちになって、相手と対戦するゲームをしてもらう。

次に、グループに分けて皆に新しい遊びを作ってもらう。
作ったら、今度はそれを他のグループに教えてみる。上手に説明できるかも大切。ゲームだから、一番大切なのは、何をしたら勝ちか。他に、反則は?ポイントの稼ぎかたは?
説明が終わったら、皆でやってみる。
そして皆からのフィードバックをもらう。
今度は全員で、そのゲームをもっと楽しくするには、もっと精度を高めるにはどうしたらいいのかを試行錯誤する。「ごっこ」が「ボディーワーク」へと進化していく。

こうした一連のことをしている時間に大爆笑がおきる。

大の大人が、片足でおっとっと!とバランスを崩しながら敵と対戦すると、なぜか笑う。久しぶりに転んだりもする。転んだ本人がものすごく笑う。

そして、流儀しきたり・習ったことからようやく離れ始める。

身体と心が、提起されるイメージの中に入りやすくなる。

体の想像力と心の柔軟性。

体全体をひとつの個として、与えられた条件の中で、在り続けていくために、動き続きながら微調整・修整をする。

そのために簡単で効果のある方法のひとつが、バランスを崩すようなゲーム。
その時、たまたまで起こるのが、笑い声、笑い顔。

その後、仙骨など親密な部位へのタッチや、かなり信頼関係を必要とするグループワークへの移行もスムーズになる。

そう、ここからが本番。バランス崩しは前半のほんの一部だけ。後半、ちゃんと大真面目なパートだって勿論ある。

それでも身体を通して実感した爆笑の余韻は長続きする。笑顔のバイブレーションは最後の瞬間まで場を満たす。

おかげで、どこの集合写真も皆さんイイ感じで緩んだ笑顔。

おかげで、そんな写真をみたウチの家族は、私が仕事じゃなく遊びに行ってるんだとブーブー文句を言う。









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