「テンセグリティー・ヨガの認定講師は、毎年1回の『フォローアップ講座』を受けないと認定資格を継続できない」
最初にそう決めた。
FU(フォローアップ)は全国複数箇所で年に7~8回開くので、講師たちは各自の都合にあった回を受ければよい。もちろん、どこで受けても講座の内容は1年間同じものを提供している。
自分でシステムを決めたくせに、私はFUが苦手でしようがない。TT(指導者養成講座)の何倍もFUの方にプレッシャーを感じている。
「テンセグリティー・ヨガ」は、時間をかけて概念・アプローチをまとめ、悩んで考え抜いてメソッドを作った。世界の在り方を示すとっておきの玉手箱を作った気分だった。これを知ってもらいたい!これを伝えたい!その思いを胸に、ゼロからひとりで頑張ってきたつもりだ。ジムやスタジオや地方のヨガ関係者へメールをし、電話をして会いに行き説明して〜の繰り返し。必死だった。「そんなの聞いたこともない」「そんなのヨガじゃない」無視され、否定され、分からないと言われ続けても、くじけなかった。修整しながら調整しながら、とにもかくにも継続あるのみと自分を励まし続けた。
そうやって続けていくうちに、声をかけてくれる人や応援してくれる人が増えて…
ついにようやくTTを開けるようになった!
自分が勝手に作り上げたものを、自分以外の人間が認めてくれた。もうひとりじゃない。仲間がいる。あまりに幸せすぎて、その時はホントにもう死んでもいいと思った。
だけどその1年後にFUを開いてみたら、あの人もあの人も戻ってこない。
続ける人があまりに少ない。
認めてくれたわけじゃなかった。仲間になってくれたわけじゃなかった。
ここで、ガクンと くじけそうになった。
苦い経験のFU。痛い経験のFU。FUトラウマ。FU恐怖症。
そして4年目のFU、その第1回東京開催が迫ってきた。
頭痛・胃痛・腰痛。些細なことにもドキドキしたりイライラしたり。
昨夜は気分転換に親友と食事をした。
この歳になっても、ただひとり「親友」と呼べるかけがえのない存在。
日々努力を続けて自分の技術を磨いている彼女を心から尊敬している。
ヨガとは違う世界に身をおく彼女には、心を開いて何でも話せる。
ねぇねぇ、聞いてよ。
FUを受けても特に目新しいものは無かった、と言われたよ。
FUを受けてもスグ使えるものは無かった、と言われたよ。
学ぶ材料や方法のキッカケを提供するだけじゃダメなの?
何を差し出せば満足してくれるの?
学びの場と思われていない。
まるでお客さまだ。買い物だ。
私が売る商品には魅力がないというわけだ。
ねぇねぇ、聞いてよ。
FUの受講料2万円が高いと言われたよ。
私の20年の集積は2万円。
いや、今年の1年分だけとして、
私の365日は2万円。
私の1日は55円。
それでも高いの?
あーだこーだ言いながら、
昨夜は彼女の前でビービー泣いた。
こわい。つらい。やめたい。
子供みたいに泣いた。
で、ひとしきり泣いたらスッキリした(笑)
プレッシャー感じてるわりには充分に飲み食いしててゴメンなさい。 |
スッキリした頭で集中して、今さっき2017年版のFUプログラムを作り終えた。
これから3日間かけて、自分で作ったプログラムを何度も繰り返してみよう。自分で作ったプログラムを自分自身で学び直してみよう。
こわくない。つらくない。くじけない。仲間がいる。
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