2017/06/20

帰省というリハビリ法

月イチ恒例の実家帰省。


名古屋WS後に母宅の予定だったけど、これも捻挫で2週間遅れ。
90歳の母に気を遣わせないよう、足が完治して平時の働き手レベルに戻ってから帰ろうとスケジューリングしたけど…。かなりの回復とはいえ、まだ完治とまではいかず不安を抱えたままの帰省だった。

17年前に母が購入したAIBO。もうすっかり忘れ去られてホコリまみれ。

だけど!だけどそれが、立ったり屈んだりしながら家中の拭き掃除をしたり、両手に買い物した荷物を持って何度か往復するしたりするうちに、どんどん患部の引っ掛かりが無くなっていく。

そうなんだ。両手に均等なダンベルじゃないんだ。片手にトイレットペーパーとティッシュペーパー。片手に大根やキャベツやつゆの素やらの袋。持ち手も扱いづらい。それで長い上り坂や下り坂を30分ほど歩く。買い忘れた日用品や消耗品を買いに30度超えの中をさらに往復する。

東京の自宅でやってきた自己流リハビリも自分ではなかなかのもんだと悦に入っていたけど、その後はいつも患部に強いダルさが残っていた。

それに比べ、母の用事をこなした昨日今日は明らかに違う。腰やお尻や太腿に久しぶりの筋肉痛。特にお尻は結構キテる。なのに、足首やくるぶしは疲れていない。

これなんだと思った。

元通りじゃなく、今ココで使いものになり得る範囲からの、前へ先へ。何かが衰えている一方で、違う何かが呼び醒まされる。そうやって全体として機能していく。

そのキッカケはやはり自分の内側だけでは足りない。自分を取り巻く環境と、そこへのすごーくシンプルな愛や責任や意志の方が優先される、そんな状況があってこそだと思う。

まだまだ油断はできないけれど、治っていくための大きな一歩となった母との週末。

母宅のワインセラーも追加補充完了。

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