2011/08/10

集中講座#2にあたり思うことを少し...

私がヨガをはじめた頃、日本ではまだヨガスタジオというオシャレなものがありませんでした。もちろんヨガマットもヨガウエアも存在せず。雑居ビルの中にあるヨガ道場に敷かれたカーペットの上で、ジャージ上下に身を包んで、密やかな...あ、いえ、厳かな(笑)雰囲気の中で練習をしたものです。ヨガ講師なんて職業は決して自慢できるものじゃありませんでした。大学、留学と支援してくれた親に対して「一体全体なんでまた、こんな恥ずかしい職業を!?」と、土下座して詫びたいような職業がヨガ講師でした。今こうして多くの皆さんがこぞってヨガスタジオに通い、指導者養成に通い、胸をはってヨガを満喫している時代がくるとは想像もしていませんでした。生きててよかった!ww

そのまま今に至ってるような私ですから全米ヨガアライアンスは持っていません。
私が指導者養成講座を開いたところで、そのようなアライアンスを発行することもできません。

しかし、指導の現場で本当に「使い物になる」「つぶしのきく」アレコレを私なりに紹介することはできます。私の集中講座は、特定宗教の神に帰依するような修行者ではなく、今現在の日本における職業*ヨガインストラクターとしてプロフェッショナリズムを今一度まじめに考えていただく機会です。

「元来のヨガにおける現実とは〜」 とアレコレ語っても、それは原理主義の範囲でこねくり回した理論です。ブームに踊らされていようが、気にくわないエセだろうが、今実際にあちこちで起こっている”現象”ーー私はこれこそが「現実」だと思っています。まずはこの現実を受け入れて、この現象を解き明かすところからスタートしなければ、その先どこにも歩を進めることはできません。

洗脳でも脱.洗脳でも矯正でもなく、口先ではなく、本チャンのこの現実に目を背けないで、この現実の中でヨガを勝手気ままに楽しんでいる多くのヨガ愛好者。そうした てんでバラバラなナマの人々を相手にプロとしてアウトプットする力とは....。
そのテクニック自体を私が教えることはもちろん不可能です。
でも「自分という人間が、他者からお金をもらってヨガを教えていく際、アウトプットするにはどうすれば良いのだろう?」と、【考えていく力】を身につけていくために、あれこれ工夫を凝らしたアプローチを提供していくことは可能です。

もちろんパクリネタも満載です。もってけドロボーです。私にとって屁でもありません。好きなだけコピーしてください。「テンセグリティー・ヨガ」という名称以外はコピーライティング無しです。流派もない私にはグルもいませんから、何をどうしようがどこからもクレームきません。どっちみち大したモンじゃありませんから出し惜しみしても仕方ありません。だから身を削りまくって出し尽くすよう努めます。

No comments: