2014/03/29

ポコの最期を母に報告したメール

ママへ

メールありがとう。ちっとも最悪じゃないですよ。

ポコは甲状腺機能亢進症でした。
発病した時は、甲状腺ホルモンのせいでいつもより元気で、天袋まで駆け上がり、食欲も旺盛で、仔猫のように目もキラキラ。でも実際はもう16歳のお爺さん。骨も丈夫じゃないし、本当なら貧血で動けないくらいの身体なのに、動けてしまうのがアダとなりどんどん衰弱しました。麻酔や手術は話にならず、移動も点滴針すら危ない状態。

先月末に全くゴハンを食べなくなり極小量のお水だけになっても14日間生きました。9kgの巨漢だったのが最期は1kg台に。

それでも立派でしたよ。具合悪くなった当初は押し入れの奥に入りっぱなしだったのが、最期の10日間くらいは這うようにして二階に上がり、徹くん、私、ペコ、各々と順番に添い寝をしてくれました。何度も転びながら家中のパトロールをして、わずかな水便しか出ないけど、死ぬ1時間前まで自分で猫トイレに行ってました。粗相は一度もなし。食べてないのに、まだ少しの水便を出そうとする、なんだかどんどん身体を綺麗にしているんだと思えて、小さくなっていく姿も、最初は可哀想で仔猫時代のように余計に愛おしく思えたけど、最期はあまりに立派で神様からの預かり物のように感じました。

6月2日午後8時過ぎ、どんどん呼吸が浅くなり、ギャロップのように手足を動かし、私と徹君が見守る中で何度か痙攣をした後に息絶えました。その痙攣も一度は飛翔するように全身四肢を広げて素敵でした。

ゴハンを食べなくなって2週間、その間に私達にたっぷりと気持ちの準備をする時間をくれました。
いいかげん、いつまで続くんだろう、火曜には私も徹君もそれぞれ絶対に断れない仕事を入れているのに、水曜以降は忙しくなるのに...なんて不謹慎なことが頭をよぎる瞬間もあったけど。その心配は要りませんでした。私も徹くんも終日在宅という我が家では珍しい土日曜の2日間をかけて亡くなってくれました。月曜にお通夜ができて、火曜の午前に火葬して、午後からは私たちは仕事に戻れて....なんだかスケジュール管理まで分かってくれてたポコってスゴい猫だと思います。息絶えた後、硬直する前に手足を良い感じに整えてやって、私と徹君で代わりばんこに好きなだけ抱っこできたし。本当に立派な猫で心から誇れます。生き抜き燃え尽きた最期を、私と徹君とペコとでしっかり看取りました。だから最悪でも何でもありません。

返事は要りません。こんな内容、返事しづらいし(笑)。ママが想ってくれてる優しさはたくさん伝わってきたから。心配いらない状況だっての、分かってね。大丈夫。

あこ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

というメールが「下書き」に入ってた。これ送ったのかな?
もう10ヶ月。あの数日間がまざまざと蘇ってきた。
ポコ、会いたい、会いたい、会いたい。





No comments: