来週には19歳の誕生日を迎えるペコ。
腎不全の末期から、てんかん発作が多発している。
なるべくペコだけにしないよう、相方と交代で在宅するようにして、夜もどちらかがペコのそばで寝るようになった。
先に逝った兄妹猫のポコと同じく、甲状腺機能亢進症になると予想していたが….。
てんかん。
そうきたか。
ボランティアで行った給餌先でも、我が家に保護した猫でも、それなりの経験や複数回の看取りをしてきたはずなのに。痙攣発作に寄り添うのも初めてじゃないはずなのに。
まいったな。ペコだと全然違う。
私は命を差別しているというのか。
近いうちにペコを失うと思ったら、心臓のドキドキがとまらない。涙がハラハラとまらない。
そのくせ、自分の月間&年間スケジュールを睨みながら、「逝くなら、この週のこのあたりだとイイな」という考えが一瞬頭をよぎった。己に目が覚めるような強烈なビンタを食らわしたかった。
だめだ。
今こそ、「猫の學校」で南里さんから学んだことを。
猫の森 直伝、誇り高き猫族の教え。
今ここ。
今ここ。
まずは深呼吸。
「大丈夫、大丈夫」とペコに、そして自分に言おう。
今までの猫たちが、その生き様、その死に様で伝えてくれたメッセージがある。
先に逝った猫たちは、次へと繋がる学びを遺してくれた。思い出せ。
今から思い煩うな。
ペコがどんな最期を迎えようと、それはペコがその環境の中で生き抜いたということ。
死ぬまで生ききるのだ。
そして一番大切なことは、ペコ自身の気持ちを尊重すること。
「ペコ、どうしたい?」
どんな時もペコに尋ねながら過ごそう。
虹のたもとへ、ペコが見事なジャンプをする日まで。
ペコと会話しながら、自分にできることは何でもしよう。
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