2017/08/25

フリーダイビング

このところSun&Moonに来てくれるAサン

ヨガはまだ始めて1ヶ月。学生時代ずっと水泳をやっていた。
今はフリーダイビングの道を進み始めている。

そう。
Aさんがヨガを始めたキッカケは
「フリーダイビングに役立たせるため」。

や〜〜ん!ジャック・マイヨールの世界ね。『グランブルー』のアレね。

かっこいい!そういう人を待ってました!

クラス前後にAさんが話す内容がおもしろい。知りたかったけど知らない世界。

Aさんは言う。
「息が苦しくなる直前。その時が最高に幸せ。あんな多幸感は味わったことがない。『呼吸すらしなくてもいい』という自由。最高の解放。そして、その世界はどこまでも ただただ静か」

すごくない? かっこいいでしょ。へーへーへー!でしょう?

死の一歩手前。いろんな脳内物質も出ているに違いない。もうAさんは、解脱とか三昧の境地に近いものを体験済みかもしれない。

それでも「横隔膜を鍛えたい。体幹を鍛えたい。もっとヨガを教えてください」なんて殊勝なことを言ってくれるから、こちらもつい普段以上に力が入った指導となる。

今日は「どうして鼻から吸うのか?」と質問があった。

フリーダイビングの場合、鼻はピックで止めて、口から吸う。

口から吸った方が、(数値的にも明らかに)肺に多くの酸素をパッキングできる。
彼女に言われてやってみたら、あらら、本当にそう!おっしゃる通り!

細かく言えば、最初に鼻から吸って溜めて、次に口から吸ってマックスまで酸素をパッキングするそうだ。これは彼女に教えてもらって真似してみたけど、うまくできなかった。

じゃ、なんでヨガは鼻から吸うの?と聞かれて、私なりの考えをしどろもどろに答えた。

ヨガのプラナヤマは、たくさんの酸素を肺にパッキングするためじゃない。スシュムナにエネルギーが通りやすい身体を作るため。そのエネルギーを身体内に回して調えるため。そのためにはクリヤ(浄化)が必要なんだ。鼻と口の間、喉と肛門の間といったように、2つの相反する(出入り口)部位を繋げることで、その中間に配置され備わっている五臓六腑などにも刺激や影響を与えて行く。。。とかナントカ(汗)。

でも、単純にいかに多くの酸素をパッキングできるか?ならば、確かに「口と肺」の方が、「鼻と肺」より距離も短くて溜めやすい。

Aさんの話にはよく「パッキング」や「溜める」という表現が出てくる。ヨガでいう「クンバカ」「保息」もAさんの前では形無しだ。

もっと勉強しよう。Aさんのおもしろくタメになる話を聞いて、私も自分の学んだことや経験したことからレスポンスして、楽しく実りある会話にしていきたい。

来週からフィリピンへ行って、もうひとつ上級の資格を取ってくるそうだ。
Aさん、いってらっしゃい!気をつけて!帰国したら、また新しい へーへーへー!話を聞かせてくださいね。





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